教育雑記帳

2013年早生まれ男子のママ。英語教育、理数教育、親の観点から読むビジネス書についてゆるく書いています。

雑誌「小学8年生」が面白い!

雑誌『小学8年生』が面白い!

 

sho.jp

 

総評:★★★★★

 

書店の店頭でも平積みにされているので、見たことがある人も多いだろう。

私たち親世代が子どもの頃に存在した雑誌「小学○年生」は、今は「小学1年生」を残すのみとなった。その代わり、何年生でも楽しめる、というコンセプトで「小学8年生」が誕生。息子は、昨年末に、たまたま店頭で見かけて買ってからは大ファンになり、2ヶ月に一回、新号が出るたびに購入する。さらに、付録なしでいいので、バックナンバーを全部読みたい!とねだられ、メルカリで創刊号からの未購入分を全て、買い揃えた。

 

この雑誌、なんと言っても付録が毎回豪華で、これだけでも楽しい。今発売されている号(2020年10・11月号)の付録は、ティラノサウルスの全身骨格プラモデル。BANDAIとコラボしたもので、稼働箇所は13箇所もある。まだ細かい手作業が苦手な息子でも、楽しく完成させられた。

組み立てた後は、粘土で肉付けして恐竜フィギュアを作ることにも挑戦できる。フィギュア作りのやり方を説明した記事もあり、息子も早速トライした。ただ、こちらは大苦戦し、不格好な恐竜が出来上がって不満そうだった(笑)

 

付録と連動した企画記事も、多岐に渡っていておもしろい。恐竜化石発見マップ、恐竜クイズ、恐竜復元画の描き方(そこからの流れでフィギュア製作の記事)、全身骨格プラモデル製作現場潜入記事(設計〜金型製作〜成形過程を紹介)など、色々な切り口で展開される。

 

ほかにも、文学や歴史、アート、宇宙や世界のニュース、クッキング、漫画(ドラえもん、コナン、チコちゃん、人物伝)など、取り上げるトピックも幅広い。どの記事も、子ども向けにコンパクトで分かりやすくまとめられているが、深掘りしたくなるような余白を残してあるのも、これまた良い。大人でも楽しめる内容なのだ。

 

息子は元々、好奇心旺盛な方だと思うが、この雑誌を購読し始めてから、さらに興味の対象が広がった。我が家には、もともと「日本の歴史漫画」シリーズがあったが、小8を読むようになってから、歴史好きに拍車がかかった。毎号読み切りの「まんがで読む人物伝」の、いかにも小学生が楽しめそうなマンガ的脚色にハマった感じ。そこから「タイムワープシリーズ」を読みふけり、なぜか吉田松蔭好きになって、毎日1回は吉田松陰の似顔絵を描いている。

 

 

また、クッキング記事を入り口に、息子は料理にも目を向けるようになり、火を使わないものは自分一人で作るようになってしまった。(自分のおやつに納豆チップス、朝食にエナジーパワーご飯など)このまま、お料理好きになるといいな、と母親としては期待してニンマリ。

 

隔月発行ではあるが、色々と展開させることのできるトピック満載で、本当にオススメ!